糖質制限を正しく実践して体つくりをするためには、
パン、ごはん、麺類といった主食中心の食生活から、
肉、魚、野菜、きのこ類など、いわゆるおかずをメインにした食生活に切り替えることが必要です。
肉や魚にはタンパク質、野菜やきのこ類には食物繊維やビタミン類、ミネラルが豊富です。
これらの食材は、健康な体を作るためにも欠かせません。
糖質制限に取り組み、効果を上げるための体つくりをしっかり行いましょう。
(1)肉や魚介などのタンパク質をたくさん摂取しよう
糖質制限では1食の糖質を20g以下、1日の糖質を60g以下に抑えるのが理想とされていますが、
前述したように、この他に1食の糖質を20~40gに抑える「ロカボ」という方法もあります。
ちなみにごはん茶碗1膳分(約150g)の糖質は55.2gで、これは角砂糖11個分に相当する数値です。
ごはんやパン、麺類などの炭水化物以外のおかずや調味料にも糖質は含まれているため、
1回の食事で摂取する糖質を20g以下に抑えるには、これらの食材を食べないようにする必要があります。
カロリーを制限するダイエットでは、
肉や魚介などのたんぱく質も含めて全体の摂取量を減らしますが、
糖質制限では肉や魚介、大豆製品、卵などのたんぱく質はむしろたくさん摂取するように心がけましょう。
1食につき複数種類のたんぱく質を組み合わせて摂取するようにします。
また、食物繊維を毎食しっかり食べることもポイントです。
食物繊維を摂取すると満腹感につながるばかりでなく、腸内環境を整えてくれるメリットがあります。
食物繊維が多く含まれる食材は、きのこ、こんにゃく、野菜、海藻などです。
(2)継続が大切!メリハリを付けて無理は禁物!
どんなに良い方法であったとしても、継続できなければ効果は期待できません。
糖質制限を継続させるためには、あまり無理をしすぎないようにしましょう。
ときには好きなものを食べる日を設け、次の食事からしっかりと糖質制限を実行するというように、
いわばonとoffというメリハリを付けた食生活を送るのも一つの方法です。
まずは、食品・食材の糖質量をチェックするところから始めましょう。
お店で商品を購入するときにも、
なるべく糖質量の少ないものを選ぶことがポイントです。