糖質制限と飲酒について 糖質ゼロのお酒は?1日の飲酒の適量は?

 お酒は、日本酒、ビール、紹興酒などの醸造酒と、

 焼酎、ウイスキー、ジンなどの蒸留酒に 分けられます。

 このうち、釀造酒は糖質を含むため、飲んだ量に比例して糖質を摂取するこ とになります。

 一方、蒸留酒は、原料がいもでも米でも麦でも、蒸留の過程で糖質はゼロ なります。

 糖質制限中にお酒を楽しみたいときは、蒸留酒を選べば安心です。

 

 ワインは醸造酒に分類されますが

 ワインに占める糖類の多くは果糖や有機酸などで構成されるため、

 基本的に血糖値を上げにくいといわれています。

 

 赤でも白でもスパークリング でも、甘ロよりは辛口を選ぶようにしましょう。

 

 さて、お酒を楽しむときに大切なことは、

 アルコールの代謝に必要な栄養素を確保することです。

 つまみとして、卵や大豆製品などタンパク質系食品を使ったメニューや、

 野菜、海藻、きの こ、こんにゃくなど食物繊維の豊富な食材を使った料理を食べながら、

 満足感や満腹感を 得るようにしましょう。

 

 ただし、肝臓や食道など内臓に負担をかけないよう、飲み過ぎには注意です。

 

 結論、糖質制限中に適したお酒は・・・

 蒸留酒:ウィスキー、焼酎、その他のジン、

 ラム、ウォッカなどの蒸留酒の炭酸割など

 

   

  醸造酒:ワイン(白・赤・スパークリング)

  

 

 話は変わりますが、厚生労働省の「健康日本21」では、

 

節度ある適度な飲酒として、1日平均純アルコール20g1単位)程度としています。

 

 では、その節度ある適度な1日の飲酒量と糖質量について具体的にみると

  〇ビール(アルコール度数5度) ・・・中ビン1本()500ml) 糖質量15.5

  〇日本酒(アルコール度数15度)・・・1合(180ml)糖質量8.8

  〇焼酎(アルコール度数25度)・・・0.6合(約110m)糖質量0

  〇ウィスキー(アルコール度数43度)・・・ダブル1杯(60ml)糖質量0

  〇ワイン(アルコール度数14度)・・・1/4本(約180ml) 赤ワイン糖質量2.7

                              白ワイン糖質量3.6

  〇缶チュハイ(アルコール度数5度)・・・1.5缶(約520ml)糖質量20.8

  ※糖質量についてはブランド・銘柄で多少異なります。

 

 上記で見た通り、糖質制限中に飲んでいいお酒は

 蒸留酒または醸造酒のワインということがわかりますよねです。

(出典:キャリカレ糖質OFFアドバイザーテキスト)

 

※ちょっと一息

 アルコールが体から抜けるまでの時間がどのくらいか知ってますか?

 

 一般に先程の適度な量として1単位のアルコールの分解にかかる時間の目安は――

  お酒を飲めるタイプの男性は、飲み終わってからおよそ4時間。

  女性・お酒に弱い人・高齢者は、飲み終わってからおよそ5時間。

 と言われています。

 

 ということは、

 1単位の3倍の量のアルコール、つまり3単位飲んだら、

 半日以上アルコールが体内から消えないことになります。

 朝起きたときにも前夜のアルコールが残っているおそれが強く、

 

 この状態で運転すればもちろん「飲酒運転」になってしまいます。

 なお、アルコールの分解は、睡眠中はぐっと遅れます。

 さらに体調によって変化することも知っておいてください。

 もちろん、これはあくまでも一般的な目安ですが、

 実はアルコールが体から抜けるまでの時間を計算する計算式があるんですよ。

 

 それが、こちら

 1時間で分解できる量の目安を求める計算式は、

 「体重(kg) × 0.1 = 1時間で分解できるアルコール量(g)」です。

 たとえば、60kgの人の場合は、1時間で分解できるアルコール量は6g

 70kgの人は7gになります。

 

 ただ、1単位あたりのアルコール分解にかかる時間の目安は、

 体質・体重・体格・年齢・性別などにより個人差があります。

 なので、これもあくまで目安ですが、

 飲んだアルコールの量でどのくらいで体で

 抜けるかどうかをある程度知っておくことは大切ですよ。

 

 毎日飲む量が一定であれば、抜ける時間を計算して

 前の夜何時までなら飲めるのかを逆算できますからね。

 

 ただ、忘れないでくださいね。

 あくまで目安なので、適度な飲酒が大切です。

 

 

 

参考に、飲酒運転の罰則は

飲酒運転で検挙された場合の経済的損失は罰則だけではなく、

会社をクビになったり、改めて免許を取る費用も発生します。

 

それより、重大事故につながるので絶対に飲酒運転はダメですよ!